ももの茶話会

2015年2月生まれの娘と2017年12月生まれの息子の育児ブログ。

娘の情緒不安定、私の対応とその後の娘の変化。

こんにちは。ももです。


先日のブログでも少し触れましたが、2月の後半から娘の情緒がかなり不安定になってしまいました。

元々の原因は弟が産まれたことによる「赤ちゃん返り」です。


でも親の私の想像以上に娘のストレスは大きいものだったようで、様々な異常行動をとるようになってしまいました。


その時の娘の様子、そして私たち両親がとった対応とその後の娘の変化についてまとめてみました。

同じようなことでお悩みの方に、少しでもお役にたてれば…と思います。



12月末に弟が生まれた時、娘は2歳10ヶ月でした。
最初の頃は一般的な赤ちゃん返りの症状がみられました。

  • 甘えがひどくなる。
  • 自己主張、要求が強くなる。
  • すぐに泣く。

などなど…。


年齢的にはイヤイヤ期と重なり、どちらが原因かは定かではありません。
一時的なものだから仕方がない。
とにかく落ち着くまで耐えるしかない…。

と思いつつも、私も夫もその対応に疲弊し、娘を怒鳴り付けてしまうこともしばしば…。

怒られてさらに泣き叫ぶ娘を見て、後悔の嵐の毎日でした。



すでに両親の亡くなっている私。
唯一の頼れる存在である夫の両親も、仕事を理由に全くサポートはしてもらえません。

夫は家事育児ともにとても協力的ですがそれが仇となり、夫婦ふたり揃って疲れきってしまいました。


特に娘のお世話は夫に任せることが多くなり、娘のワガママ被害を全面的に被った夫は、相当のストレスを抱えてしまいました。



そして娘の暴走はさらに加速。
自宅だけでなく、リフレッシュのために連れていった支援センターや児童館でも大騒ぎするようになりました。

私の注意には全く耳を貸さなくなり、お友だちに対して支配的な対応を取ったり、少しでも気に入らないことがあると大声で泣きわめくようになりました。



母親の私が言うのもなんですが、今までの娘は年齢のわりにすごくしっかりしており、外出先での問題行動もありませんでした。
いわゆる聞き分けの良い模範的な子供。

そんな娘のあまりの変化に、先生や他のママ達もすごく驚いていました。



聞き分けがいいからこそ、ストレスを内に溜め込んでしまう娘。
とにかく今は娘の気持ちを最優先にしなくちゃ。

そう考えて、産後まもなく体がしんどい時期でも、娘のために無理して外出していました。


でもそこで周囲から言われるのは、
「娘ちゃん、すごくストレスがたまってるんだね。」
「今は娘ちゃんのことを最優先にしてあげてね。」

ばかり…。


皆さんが親切心からアドバイスしてくださっているのは分かっています。

その場では
「そうですよねー。頑張ります!」
と笑顔で返しました。


だけど、もううんざりでした。

そんなこと、親の私が一番分かってるよ!!!
だから真冬なのにこうして新生児の息子を連れてまで外出しているんやん!
やれることは精一杯やってるのに、それでもこんな状態なんだよ!


児童館からの帰りの車の中で、涙が溢れることもありました。


じゃあ私のストレスはどこにぶつければいいの?
何もかも娘優先で、私や息子は全て我慢しなきゃいけないの?

そんなことばかり考える日々。


しだいに新生児の息子を抱えながら娘の機嫌をとるのが苦痛で仕方なくなりました。



そんな日々が続いた2月の後半、娘の様子に異変がみられました。


きっかけは突然入浴時に服を脱ぐのを嫌がるようになったこと。

トレーナーなどのかぶり服を脱ぐとき、襟元が顔に触れるのが怖いと執拗に訴え始めました。


ただでさえ慌ただしい夜の入浴時間、娘のそんな訴えに構っている余裕はありません。
私は半ば強引に服を脱がせました。


そして次の日、入浴前に夕食を食べていると、突然娘が泣き始めました。

理由を聞くと、やはり服を脱ぐのが怖い…と。
ご飯を食べたらお風呂に入らなきゃいけないので、ご飯は食べないと言うのです。


昨夜、強引に脱がせたのがまずかったと反省し、今度は娘の訴えをしっかりと聞きました。

しかしそれでも娘はどんどん興奮し、ヒートアップ。


落ち着かせるため抱き締めようとすると、さらに怖がり逃げ回ります。

「嫌だー!怖いー!来ないでー!来ないでー!嫌だー!怖いー!」

呼吸も乱れて嘔吐しながら、錯乱状態で家中を走り回る娘。
表情は見たこともないほど強張っており、視線を合わすこともなく、獣のような状態です。


これは普通じゃない。
もう「赤ちゃん返り」という次元じゃない。


私も夫も、娘の異常な様子に圧倒されました。
私たちの知っている娘はどこに行ってしまったんだろう…。

血の気が引き、どうしたらいいんだろう…と途方に暮れました。



冷静に考えると、最近になり他にもおかしな行動はありました。

やたら氷に執着しだした娘。
ひどいときは1日に20個ほど食べることも。
どれだけ止めても言うことを聞かず、執拗に要求を繰り返していました。


今から考え直せば、娘が氷を欲しがるのは本当に氷が欲しいわけではなく、小さな心に抱えたストレスが別の言動になって現れていたのだと思います。
娘なりのSOSのサインだった。

しかし私たちはそれに気がつかず、
「そんなに食べたらお腹壊すからダメ!」
「もういい加減にしなさい!」
と叱っていました。


今回の服を脱ぐのが怖いというのも、恐らく原因は同じ。
これは娘なりのSOSのサインなのだと思います。

大切なのは、根本にある娘のストレスを取り除いてあげること。



娘がこんな状態になってしまったのは、やはり愛情不足が原因だったのだと思います。

出来る限り出産前と同じ生活を娘に提供しているつもりだった私。

だけど、娘自身はどう感じていたのだろう…。

  • ママは前より私の話を聞いてくれなくなった。
  • ママは一緒の部屋で寝てくれなくなった。
  • 自分がご飯を食べている間にママは弟に授乳し、私の側にいてくれなくなった。
  • お風呂の後の着替えも歯磨きもパパがするようになり、ママは来てくれなくなった。


娘はそんなことは一言も訴えませんでしたが、恐らくこういったことの積み重ねが、娘のストレスになったのだと思います。

こんな状態になるまで、娘は一人で小さな胸に不安を溜め込んでしまったんだ…。



今からでも私たち両親に出来ることは何だろう。
娘の笑顔を取り戻すために、今するべき事は何だろう。



それからの数日間、とにかく娘の訴えを聞き続けるようにしました。

命の危険がない限り、娘の望みはなんでも受け入れる。
そう夫と話し合い、娘ファーストの生活に切り替えました。

  • 氷でもおやつでも、欲しがったらすぐにあげる。
  • 「抱っこして」と言われたら、どんな状況でもすぐに抱っこしてあげる。
  • 私の食事は必ず娘と一緒に食べる。
  • 着替え、歯磨き、寝かしつけは必ずママが行う。

すると驚くほどすんなり娘の異常な行動はなくなりました。


外出先で泣き叫ぶことも減り、支配的な態度を取ることも無くなりました。
氷への執着もなくなり、服を脱ぐのを怖がることも今はありません。

親がしっかりと訴えを受け入れてあげることで、娘の心も安定したのだと思います。



ふたり目が生まれたあとのセオリーである
「上の子を最優先に」。

もちろん最初から理解して努力はしていましたが、娘の変化を目の当たりにし、自分の過ちに気がつきました。


それまでは娘に対して自分の都合で押し付けの努力ばかりして、娘の本当の気持ちに寄り添うことが出来ていませんでした。
それでは娘の気持ちが満たされなくて当然です。


そして私は「良い母親像」のような物にこだわってしまい、周囲からの目を必要以上に気にしすぎていたと思います。
娘が公の場で騒いだりすることを許せず、過度に干渉して厳しく叱りすぎていました。

娘には自分も他人も愛せる優しい子に育って欲しいと願っていたはず…。
でも私の子育ては、真逆の方向性だったと思います。

どこかで娘の事を自分の一部のような感覚があり、一人の人間として尊重することが出来ていなかったと思います。

まずは私自身が娘をしっかり尊重し、愛することが一番大切。
そんな当たり前のことに、今頃やっと気がつきました。




娘を出産して3年。
ここ最近の娘の変化は、今までの子育てで一番の大きな出来事でした。

今までの子育てを振り返る良い機会にもなり、たくさん反省し、多くのことを学ぶことが出来ました。


第2子以降を出産された方は、多かれ少なかれ経験されるであろう「赤ちゃん返り」。

その状況は様々だし、問題は一人一人違います。

でも同じように悩んでおられる方がこのブログを読んで、
「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」
と感じてもらえたら嬉しいです。



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