栗の甘露煮を作りました。
こんにちは。ももです。
先日、叔父から大量の生栗が送られてきました。
自宅に大きな栗の木があるのです。
その量、小さめの段ボールいっぱい。
数えてみると、立派な栗が250個。
とってもありがたいけど、こんなにたくさんどうしよう…。
二年前にも送っていただき、その時に初めて栗の下処理を覚えました。
熱湯につけて鬼皮を剥いたら、渋皮煮に。
渋皮まで剥いたら、甘露煮に。
どちらも瓶詰めにして煮沸消毒して脱気保存し、冷蔵庫で保管。
一年半たっても傷むことはなく、味も変わりませんでした。
甘露煮はおせち料理の栗きんとんに大活躍♪
市販の甘露煮は中国産が多く、大量の添加物が含まれています。
手作りなら風味も豊かで美味しく、しかも安全です。
渋皮を剥くのは手間なのですが、甘露煮の方がおせちにも使えて便利。
ということで、今年は甘露煮を大量生産することにしました。
まずは栗を熱湯に1分間浸けて、熱い内に鬼皮を剥きます。
我が家には栗剥き用のハサミは無いため、すべて包丁で剥きます。
鬼皮は固いですが、熱湯に浸けると柔らかくなるのでこれは比較的簡単です。
鬼皮が剥けたら水に一晩浸けて、渋皮をふやかします。
そして次に渋皮の処理。
これが本当に大変(;´д`)
すごく固いし、昨夜の鬼皮剥きですでに握力が残っていません(-_-;)
渋皮も熱湯に浸けると柔らかくなりますが、熱が入りすぎると変色したり、割れやすくなります。
見た目を美しくするなら、生のままで剥く方が仕上がりが綺麗になります。
渋皮が残ると色が悪くなるので、もったいないですが大胆に剥いていきます。
100個ほど剥いたところで、もう手が限界(-_-;)
渋皮まで剥いた生栗は、お酢を入れたお湯で10分間下茹でします。
お酢を入れると栗が割れにくくなるそうです。
ざるにあけて流水にさらしたあと、ヒタヒタの水とお砂糖、くちなしの実と一緒に落し蓋をして20分煮ます。
そのまま一晩シロップごと冷ませば完成!
くちなしの実は、お茶パックに入れておくと取り出すのに便利です。
一晩冷ました甘露煮は、煮沸消毒した保存瓶に一粒ずつ丁寧に移します。
私はここで瓶に少量のブランデーを入れて蓋をし、栗と瓶の内部を更に殺菌します。
鍋に残ったシロップはもう一度沸騰させ、お好みの濃度に煮詰めてから保存瓶に入れます。
栗が全て浸かるように、保存瓶いっぱいに注ぎます。
軽く瓶の蓋を閉めると、瓶が半分ほど浸かる高さの熱湯でさらに20分間瓶ごと煮沸します。
やけどに気を付けながら瓶を取りだし、しっかりと蓋を密封すると、瓶を逆さにして冷まします。
瓶の蓋が凹んでいれば、脱気保存の完了です。
昔の人の知恵ってスゴいですよね。
かなりの手間と労力を要しましたが、これで栗の甘露煮の保存食が完成!
梅仕事もそうですが、このような季節の手仕事ってすごく楽しいです( ´∀`)♪
今年の年末は出産と重なるのでおせち料理の手作りは無理かもしれませんが、来年の年末にこの甘露煮が活躍してくれるのが楽しみです( *´艸`)