人の優しさに触れて、泣けたこと。
こんにちは。ももです。
先程、母親の友人Aさんからメールが来ました。
テレビの台風情報を見て、心配で連絡をくれたのです。
私の母親は、友達と呼べる人がずっといませんでした。
専業主婦でずっと家族のためだけに尽くす人でした。
そんな母がAさんと知り合ったのは、父の入院中の病院でした。
寝たきりの父の看病に通う母と、自分の母親の看病のために通っていたAさん。
社交的なAさんから話しかけられて、次第に仲良くなりました。
父が亡くなった後も連絡を取り、お互いの家を行き来したりする仲になりました。
家が遠いため会えることは少なくても、メールは毎日欠かさず送っていました。
母の癌が進行して、メールを自分では打てなくなってからは、私が代筆していました。
母にとってAさんの存在は、唯一の心の拠り所だったのだと思います。
そんなAさんは、母が亡くなって二年が過ぎた今でも、私の事を心配してくれています。
本当にありがたいです。
そんな人間関係を築いてくれた母にも感謝です。
私にはもう一つ、人の優しさに触れて泣けた忘れられない出来事があります。
それは専門学校で一人暮らしをしていた頃。
風邪をひき、熱っぽいけど体温計はありません。
友人に体温計を持っていないか確認するも、誰ももっておらず。
初めての一人暮らしでの体調不良に、不安でたまりませんでした。
仕方なく寝ていると、チャイムがなりました。
出てみると、そんなに親しくはないクラスメイトが二人立っていました。
友人から私が体温計を探していると聞き、わざわざ持ってきてくれたのです。
しかも、手にはスーパーのレジ袋。
中には風邪薬とポカリやお粥、ゼリーなど食べやすいものがたくさん入っていました。
その優しい気遣いに、必死で堪えていた不安感から解放されて、涙が止まりませんでした。
そんなに親しくもない私のために、こんなに優しくしてくれるなんて…。
本当にありがたくて、うれしくて、忘れられない思い出です。
最近は児童館や支援センター等の人付き合いに、ストレスがたまることが多く、つい人付き合い自体を控えようとしている自分がいました。
だけど、人付き合いは悪いことばかりではありません。
こんなに素敵なことだってたくさんあるのです。
ブログで誰かと繋がるのも立派な人付き合いです。
頂いたコメントに毎回とても励まされています。
つい人付き合いのネガティブな部分ばかりを見てしまいがちになっていましたが、もっとポジティブに考えてみる良いきっかけとなりました。